子どものお手伝い。包丁はいつから使える?

今回は、子どもが包丁を使い始めるタイミングについてお話していきます。

 

 

子どもが包丁を使って、お手伝いをしたいと言ってきたら・・・

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子どもに危ないものを持たせるって、どうしても怖い。

子どものおぼつかない手つきで、

包丁を使うと、指を切って、ケガをしそう・・・

 

でも、子どもの「やってみたい」気持ちも大事にしてあげたいですよね。

 

 

包丁を使ったことで、

料理することに自信が持てるようになり、

いろんなことにチャレンジできる子になってくれたら

子どもの成長を感じられて、うれしいですよね。

 

大人も、子どもに合った使い方を知ると

安心して、子どもに使わせることができます!

 

 

包丁はいつから使わせてもいいの?

ケガなく、包丁を使う方法を知りたい!

 

そんな人はぜひ読んでみてください。

 

 

子どもの包丁はいつから始める?

 

包丁を使い始めるのは、早いほどいい、

というわけではありません。

 

包丁を使い始めるのは、

子どもが、「身体能力」と危険を認知する理解力」 をもち、

「やりたがったとき」が始めるタイミングです。

 

 

「身体能力」は、自分の意志で手、手首、腕を動かせること。

これは、日常生活で自然に身につきます。

 

コップをもって水を飲む、スプーンを使って食べるのは、

自分の意志で手や手首の動きを使っていきます。

 

子どもが、自分の意志で

手や、手首を動かせることが、

包丁を使う上での動きの基礎になっていきます。

 

 

「危険を認知する能力」は、

どこが危なくて、どこが安全か、を見分ける理解力のこと。

 

子どもに本物の包丁を渡すと、大喜び。

でも、子どもが「刃」と「背(みね)」の区別がついていなかったら・・・

 

「刃」を上に向けて切ろうとしても材料は切れないし、

上に向いてる「刃」で、指を切ってしまうから危ないですよね。

 

包丁のどこが危なくて、どこが安全かを

見分けられなえれば、大きなケガに、つながりかねません。

 

 

子どもが「身体能力」と「危険を認知する理解力」を

身に着けてから、「やりたがったとき」が始めるタイミング。

 

子どものやる気がなければ、やることもできないし、

強制してやらせても、子どもも嫌になってしまうだけです。

 

ご飯を作っている姿をみせたり、

包丁で何かを切っている姿を見せたりして、

興味を持たせてあげると良いかもしれません。

 

 

 

包丁の安全な使い方

 

・子どもに合った包丁を選ぶ

 

小ぶりサイズで、大人用と同じ形を選ぶと良いです。

 

刃が長いと、危険度が増すので、

サイズは10~12センチのものを選びます。

 

ティーナイフや果物ナイフは、皮をむくときは良いですが、

切るときは、力が入れくいので、

包丁として使うには向いていません。

 

力が入れやすくて、

包丁として使いやすい、

大人用と同じ形のものを選んであげましょう。

 

 

・まな板は大きいもので、すべり止めを敷く

 

まな板は面が大きい方が、子どもも扱いやすいです。

 

まな板の下は、

ぬれた布巾や、すべり止めマットを敷きましょう。

安定して切りやすくなります。

 

 

・何が危険で、どうすれば安全かを伝える

 

⓵触れたら切れるとことは持たないこと

「刃が切れるところは触らない。指が切れるから」

 

②どこを持てば、安全か

「持つところは、ココだよ」

 

③左手は、どうする?

「食材が動かないように、しっかり押さえるよ」

 

大人がこの3点を伝えて、実際にやって見せてから、

子どもに作業を始めます。

 

 

・切り方のポイント

 

切りたいものに「よく切れる包丁」の刃をあて、

スッと刃を滑らせるように切れます。

 

きゅうりなら、手前から向こうに切ります。

 

・切り始めたら声をかけない

 

子どもは、目で見て、手を動かすことだけでに集中します。

 

声をかけられて、耳に気を取られると、

手に意識がいかなくなり、

ケガをすることも・・・

 

刃が左手にあたりそう、

刃を「上に」向けて切ろうとする、

あきらかに危険な場合だけ、声をかけてあげましょう。

 

 

 

はじめて使うときにおすすめの方法

 

 

・縦半分に切った、きゅうりを切る

 

きゅうりを縦半分に切っておくと、転がらないので、

切る方の右手に集中させることができます。

 

「どこを持つか」

「どう刃を動かすか」

「切れてるかな?」

「どのくらいの力できれるのかな?」

 

子どもが一つひとつ、確認しながら

ゆっくり作業できます。

 

・いろんな野菜をきってみる

 

十分に練習して、きゅうりがスッと切れるようになったら、

にんじん、なすなど

いろいろな野菜を切ってみます。

 

にんじんは固い、なすは柔らかいなど

野菜によって、きりやすさに違いがあります。

 

子どものできる度合いに合わせて、

野菜を選んであげるのも良いですね。

 

 

まとめ

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包丁を使い始めるのは、

子どもが、「身体能力」と危険を認知する理解力」 をもち、

「やりたがったとき」が始めるタイミング。

 

焦らず、子どもにあったタイミングで使わせて見てください。

 

使うときは、道具や、食材など、

安全にできる環境を整えて、

何が安全で、何が危ないのかを伝えてから

子どもにやらせてあげましょう。

 

子どもが作業に集中しているときは、

危なくない限り、じっと我慢・・・

 

子どもに「できた!」をたくさん経験させると、

自信をもって、料理に取り組んでくれるようになりますよ。